「新年のご挨拶と年始に取り組むべき税務・事業計画のポイント」
2025/01/01
新年あけましておめでとうございます。
昨年は多くの皆さまにご愛顧いただき、心より感謝申し上げます。
本年も、皆さまの事業運営を税務面からしっかりとサポートし、より良い成長の一助となれるよう努めてまいります。
何卒よろしくお願いいたします。
新しい年を迎えた今、事業主としてまず取り組むべきは、1年間の事業計画と税務の見直しです。
特に、年末に整理した財務状況や棚卸し結果をもとに、新年度に向けた適切な準備を進めることが重要です。今回は、新年のスタートにふさわしい取り組みを税務と事業運営の観点から解説します。
1. 新年に取り組むべき税務関連の確認事項
新しい年が始まると、早速対応が必要な税務業務があります。
確定申告や各種申告準備を進めながら、以下のポイントを確認しておきましょう。
a. 法定調書の作成と提出
1月31日が提出期限の法定調書は、取引先や外注スタッフへの支払い情報を税務署に報告する重要な書類です。
- 主な法定調書:
- 「給与所得の源泉徴収票」
- 「報酬、料金、契約金及び賞金の支払調書」
- 「不動産使用料等の支払調書」
これらを期限内に税務署へ提出する準備を進めましょう。
b. 消費税の課税事業者届出の確認
2024年から課税事業者になる可能性がある場合、前年の課税売上高(1,000万円超)やインボイス登録状況を確認し、必要に応じて税務署への届出を行いましょう。
c. 償却資産申告書の準備
1月31日までに、固定資産税の対象となる償却資産(事業用設備や備品など)について自治体に申告します。年末に整理した固定資産台帳を基に申告内容を作成してください。
2. 確定申告に向けた準備
確定申告(2月16日〜3月15日)の準備も早めに進めることが大切です。
新年から取り組むべき準備事項を確認しましょう。
a. 経費の再確認
昨年の経費記録を見直し、漏れがないかを確認します。
特に、次の経費項目をチェックしてください。
- 交通費や通信費、消耗品費
- 年末に発生した未記帳の領収書や請求書
b. 控除証明書の整理
医療費控除やふるさと納税などを活用する場合、控除に必要な証明書を整理しておきます。
c. 会計ソフトのデータ確認
会計ソフトを利用している場合、入力データが正確に反映されているかを確認し、事業収益や費用の計算が正しいことを確認しましょう。
3. 新年度の事業計画を立てる
税務対応だけでなく、新年は事業全体の計画を見直す良いタイミングです。
a. 売上目標と予算の設定
前年の実績を基に、今年の売上目標を設定し、必要な経費や投資額を計画します。
特に新しい設備投資や広告費の予算を具体的に検討することが重要です。
b. インボイス制度への対応
2023年10月に開始されたインボイス制度に向けた対応を進めていない場合は、
取引先や仕入先との確認を行い、登録の必要性を再検討します。
c. 取引先・顧客の関係強化
新年の挨拶や感謝の気持ちを込めた連絡を取引先や顧客に行うことで、ビジネスの信頼関係を強化します。
このタイミングで契約更新や新たな提案を行うのも良いでしょう。
4. 節税に向けた新年の取り組み
新しい年の節税対策も早めに計画を立てましょう。
a. 小規模企業共済やiDeCoの活用
個人事業主や法人役員の場合、小規模企業共済やiDeCoを活用することで、節税効果と老後資金準備を同時に進めることが可能です。
b. 特別償却や税額控除の確認
今年の設備投資や事業拡大に向けた計画がある場合、税制上の特別償却や税額控除の対象となるか確認します。
c. 必要経費の先取り
必要な経費(事務用品や設備修繕など)がある場合は、早めに支出を計画することで、今年度中の経費計上が可能になります。
5. スムーズなスタートを切るためのポイント
a. 書類や記録の整理
新年のスタート時に書類や帳簿を整えることで、年末までの管理がスムーズになります。
デジタル管理を進めると効率的です。
b. チームの目標共有
従業員や外注スタッフがいる場合、新年の方針や目標を共有し、チーム全体で統一感を持ったスタートを切りましょう。
c. 業務効率化ツールの導入
新年度から新たな会計ソフトやタスク管理ツールを導入することで、業務の効率を高め、時間を有効に活用できます。
まとめ
新しい年のスタートは、税務や事業計画を見直す絶好のタイミングです。年末に整理した内容を基に、
早めの準備を進めることで、確定申告や税務対応をスムーズに進められるだけでなく、事業の成長に向けた力強い一歩を踏み出せます。
新年度の税務対応や事業計画について不明点がございましたら、ぜひ当事務所までお気軽にご相談ください。本年も皆さまの成功を全力でサポートさせていただきます。
改めまして、本年もどうぞよろしくお願いいたします!
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東京ECビジネス会計事務所
〒103-0026
東京都中央区日本橋兜町17-2
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